loveu2night47の日記

ジャニヲタをこじらせたイケメン好き人妻の日記

勉強はした方がいい

文盲という不幸を間近に見るとは思わなかった。

本格的に読み書きが出来ない成人に今まで、3人出会ったのだと認識している。

 いちばん重症なのは、ひらがなの読み書きができず、漢字は、大小も、曜日の名前の漢字も書けなかった。

おそらく、幼児のころ、まるで家庭教育がされずに、読み書きや発音を意識して、五十音を習得することがなかったために、まるっきり教科書が読めないままに小中学校を修了して、現場仕事に就いてしまったがために、極端な勉強嫌いなままで成人して、基本の漢字が読めないために、街中の駅名や店名の表記を読めないし、字を書く訓練を受けていないから、必要に応じてメモを取ることも出来ないから、乗り換えの多い目的地には、電車で移動することも出来ない。

ファミレスやファストフードのメニューも読めないから、注文も出来ないので、1人では外食出来ないし、コンビニで買い物をしても、手に取る商品が、プリンなのかゼリーなのか認識出来ないでいた。

バーで、コーラありますか?と言ったら、コロナが出て来て、驚いていた。

タリーズやスタバで、コーラと言って、ココアですか?と聞き返されて、飲み物にコーラがなかったのが分かってなかったことに相手が思い至らず、傷を負っていた。

  と、目撃しただけで、かなり不自由な生活だったが、勉強しようとする動機づけにならなかったらしい。

ますます、苦手意識を持つだけで、やってみようとはしなかった。

その前に、ノートと鉛筆を持っていなかったから買い与えたが、部屋のアクセサリーになっただけだった。ペン立てにボールペンやサインペンはあるがまるで使用されず、カレンダーに予定を書き入れることもなかった。

届いた郵便物はまるで読むことが出来ないし、返信するにも、相手の住所も名前も、書けないから、返信用封筒が添付されていないと、電話連絡するしかない。用件を伝える言葉を知らないから、書けないし。

何よりも、自分のことを伝える言葉を持たないまま成長して来ているので、体調や気分を他者にきちんと伝えられなかった。

暑い寒いは言えても、だからどうしたらいいと思うかを言えなかった。だから、そこからいなくなるしかなかった。寒いなら自宅に帰って、ストーブをつけるか、入浴して寝る。暑いなら冷房されている店舗などを探すことになって、しょっちゅうパチンコ屋に行った。

まるで読み書きが出来ないから、現場仕事の出勤日管理表も、行ったか行かないかしか分からず、どの現場に行っていたのかは自分でも把握出来ないでいた。